- 豆知識
腹圧を姿勢の為に意識しましょう
患者様によくご指導させて頂く内容です。
最近はテレワークなどの影響で、座り姿勢でいる時間がふえたと言われています。
適度な休憩をはさみ、良い姿勢を保ち続けることが重要なのですが、現代人はこの姿勢が崩れている方が多いのです。
上の図はいわゆる良くない姿勢です。
首が前に出ているなどなど、細かい部分はありますが、注目して頂きたいのはお腹の部分です。
腹圧と言っていわゆる内臓をおさめている部分を多く囲っている骨格筋の事を指します。
腹圧が高いと体感が安定し、反り腰にも良いと言われています。
ちょうどこんなイメージですね。腹圧を意識すると腰もたつようになり良いことづくめです。
デスクワークの際は、腹圧を少し意識してみてはいかがでしょう。
春から夏おすすめの過ごし方
いよいよ暑い季節が顔をのぞかせ始めましたね。
とはいえ、まだまだ天気は不安定。
毎年のことなのですが、この時期にぎっくり腰や寝違いになる患者様が増えます。
外気温や、湿度、気圧などが関係すると言われています。
そこでこの時期におすすめの過ごし方をシェアさせていただこうかなと思います。
1.基本は冷やさない
温めると表現しようか、判断の難しいところですが、熱中症などのリスクも考慮してとりあえずは冷やさないことをこころがけましょう。
具体的にいうと「冷房に直当たりしない」「冷たい食べ物、飲み物をがぶ飲みしない」などです。お風呂にゆっくり入るのもいいですね。
2.しっかり咀嚼して食事をとる
あまり噛まずに食事を摂る人は腰痛になりやすい傾向にあると言われております。胃腸に負担をかけると血流の兼ね合いで周辺に血が巡りにくくなるのが元と言われております。
ほかにも噛まずに食べるとゲップが出やすくなったりと、よく噛んで食べることに越したことはないですね。
3.たっぷり睡眠をとる
日本人は睡眠負債が多いと言われております。またストレスなどからお酒の力を借りて寝る方も多いですが、それでは本当に休息したことになっておりません。
健康や美容分野の第一人者の方々も睡眠の重要性をとく方は非常に増えています。
人間に備わった生理的な作用のうち、睡眠は非常に大切です。
以上が春から夏に向けて、ばてないためのおすすめの過ごし方です。
寝る時に靴下?
毎年冬になると寝る時も靴下が欠かせない!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに足が冷えることでなかなか寝付けなかったり、熟睡できないこともありますよね。
では果たして寝る時に靴下を履いたまま寝ることは体には良いのでしょうか?
結論から申し上げますとデメリットの方が多いです。
そのメリットとデメリットですが、まずメリットですが、皮膚表面を温めることは可能になります。
ただし冷えなどの根本的な解決にはなりません。
次にデメリットですが、足を締め付けて結構が悪くなるほか、自然放熱の妨げになります。
またそれは自律神経の乱れにも関係があると言われております。
このように確かにメリットもございますがそれ以上にデメリットの方が多いです。
それでも靴下を履かないと寝れないという方は、締め付けの無い靴下や、レッグウォーマーなどがおすすめです。
表情筋を鍛えましょう!
新型コロナウイルスの流行によりマスク生活が続いているかと思います。
またここ最近では小顔のメンテナンスをされる患者様から「ほうれい線が気になる」というお声が増えたように思います。
これは周囲の人と話す機会が減り、マスクをずっとつけていることにより「表情筋」を使う頻度が減ってしまっている為です。
その結果、お顔のたるみやむくみに繋がってしまっているのです。
まず表情筋とは目・鼻・口・頬などを動かす筋肉で全て顔面神経に支配されており、骨から皮膚に繋がる珍しい筋肉です。
また喜怒哀楽を表現するのもこの筋肉たちです。表情筋も腹筋や背筋のようにご自身でトレーニングすることが可能です。
トレーニングは何種類もありますが、今回はほうれい線に効くトレーニングをお伝えします。
①まずは歯が見えるように頬を思い切り引きあげます。(ニーっとした時の顔です。)
これを10秒間キープします。最低3セットは行いましょう。
注意点として、目を閉じない、食いしばらない、頬の筋肉を使うことを意識します。
最初のうちは鏡の前ですることがおすすめです。
②舌を使って、口内を一周します。(舌を唇と歯茎の間に入れるように。)
これを時計回り・反時計回りに最低各3回ずつ行いましょう。
注意点として、姿勢を正して行いましょう。
骨密度に気を付けましょう
最近はお母さま世代も多くご紹介を頂きます。いつもありがとうございます。
合わせて骨密度に関する質問も多く受けますので一般論の範囲でシェアさせて頂きます。
骨粗鬆症とは骨量が減少することで、骨折しやすくなる状態の事です。
本来、骨は古い部分を破壊(骨吸収)し新しい骨を作り(骨形成)バランスを取っていますが、
骨粗鬆症では骨吸収>骨形成となってしまうのです。
男女比で言うと圧倒的に女性に多く、50歳→60際→70歳と歳を重ねるにつれて発生率もグンと上がります。
女性に多い理由としては、50歳前後で迎える閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下し、
骨密度が減ってしまうからです。
それ以外にも、喫煙や過度な飲酒、運動不足、極端すぎるダイエットなどの生活習慣が関係しています。
また骨粗鬆症になると骨が脆くなってしまうので、手をついたり、くしゃみをした時、転倒した時などの、わずかな衝撃でも骨が折れたりします。
特に転倒により太ももの骨が折れてしまうことで、寝たきりになってしまい結果、認知症になることも少なくありません。
ですのでこうならない為にも普段からの予防が大切です。
予防として、
・転倒に注意する。
・ウォーキングやジョギングなどの運動をする。
・日光浴をする。(ビタミンDが活性化します)
・禁煙と飲酒を控える。
・食生活を見直し、骨形成に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを積極的に摂取する。
カルシウム→牛乳などの乳製品、小魚、小松菜、チンゲン菜など
ビタミンD→卵、秋刀魚、鮭、椎茸など
ビタミンK→納豆、ホウレン草、小松菜、ブロッコリー、キャベツなど
ご自身の骨密度が気になる方は、1度検査してみてはいかがでしょうか?
乗り物酔いのツボ
乗り物酔いがひどく、乗り物に乗るのが嫌になったり不安になることってありませんか?
特に遠出の時などは辛いですよね。
乗り物酔いのは、内耳・目・筋肉・関節が乗り物に乗った時の揺れやスピードなどにより刺激を受けます。
この刺激が脳に伝わることで、脳がパニック状態になり自律神経に乱れが生じてしまいます。
結果、その自律神経の乱れによって、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、あくびやめまいといった状態が起きます。
また、当日の体調や乗り物内の臭い、温度や湿度などが、乗り物酔いを引き起こす要因となります。
乗り物酔いにならない為に、酔い止めを飲むのも手段の一つですが、体には乗り物酔いによいとされているツボが存在します。
1.内関・・・手のひらを上に向けた状態で手首から3横指、肘に向けて進んだ場所。
2.外関・・・手のひらを下に向けた状態で手首から3横指、肘に向けて進んだ場所。
3.築賓・・・内果(内くるぶし)から5横指、膝に向けて進んだ場所。
4.翳風・・・耳たぶの裏側にあるくぼんだ場所。
薬を飲み忘れてしまったり、薬が飲めない方は一度このツボ押しを試してみてはいかがでしょうか?
子どもの筋トレは体に良いのか?悪いのか?
皆さんも1度は悩んだことがあると思います。
子どもの内に筋トレをさせることは果たして良いことなのか?
「身長が伸びなくなるから良くない。」と悪い印象を持つ方や、実際にそのように聞いたという方もいらっしゃると思います。
では先に結論から申し上げますと、子どもの内に筋トレをすることは決して悪いことではありません!
なぜなら筋トレを正しく行うことで、子どもの成長を促してくれますし、スポーツのパフォーマンスを向上させてくれるのです。
また近年はゲームやスマホの普及で運動機会も減り、結果、良い姿勢を保つために必要な筋肉が減って、姿勢不良の子どもが増えています。
そこで正しく筋トレをすることで、良い姿勢を定着させることも可能になってくるのです。
しかし、ここで間違った筋トレや、オーバーワーク、オーバーユースになってしまうと、逆に成長を阻害する原因にもなってしまいます。
ですので、子どもに筋トレをさせる時は大人が見てあげる必要があります。
その為には大人が正しい知識を持つことが大事です。
ではどのような筋トレが良いのかですが、小学生の内は機械などを使わない自重トレーニングがおすすめです。
なかでも、腕立て伏せや体幹を鍛えるプランクなどがおすすめです。
腕立て伏せが出来ない場合は、膝を付けたままでも構いません。
筋トレは間違った方法で行うとケガをしてしまう場合もありますので、無理のない範囲で行いましょう。
肘内障
肘内障とは、子どもの手を強く引っ張ったりした際に起こる状態で、橈骨頭(前腕にある骨の1つ)が亜脱臼した状態のことを言います。
好発年齢は2歳~6歳くらいまでの子どもに多いとされており、患肢をだらんと下げて曲げようとしなかったり、触ろうとすると嫌がり泣き出す場合もあります。
おもちゃなどを渡すと患肢で取ろうとするのも確認ポイントの1つです。
肘内障はそこまで深刻ではありませんが、繰り返すことも多いです。
ですので普段から、子供の手を不用意に強く引っ張ったりすることは避けましょう。
夜泣き?夜驚症?
子どもが夜中に突然泣き叫ぶことってありませんか?
もしかするとそれは夜泣きではなく「夜驚症」かもしれません。
まず夜泣きとは、睡眠の浅い時に起きて泣き出すことを言います。
それに対して夜驚症は、深い眠りに入っている時にパニックや恐怖に襲われて泣き叫びます。
この時に親が声をかけても反応はありませんし、子どもは無意識の状態で泣いているので、本人は朝起きた時に覚えていないことが多いです。
この状態は、眠り始めてから3時間後に起こることが多いです。
これは、子どもが寝入ってから深い眠りにつくのが3時間後だからです。
しかし延々と泣いているわけでもなく、1~10分程度で泣き止みます。
夜驚症の原因ははっきりしたことはわかっておりませんが、子どもの脳が発達の途中ということや、日々のストレス、睡眠リズムの乱れ、遺伝や恐怖体験などが関わっているとされております。
夜驚症はほとんどの場合、年齢とともに治まっていきますので、過度に不安になる必要はありません。
しかし日ごろから、子どもの睡眠習慣は不規則にならないように気をつけたいですね。
気になる方は専門医に相談しましょう。
加齢臭の正体とは
40歳を過ぎたあたりから増えてくる加齢臭ですが、最近は女性の加齢臭も話題になることが増え増した。
その臭いの原因となるのが「ノネナール」という物質です。
特徴として油臭く、青臭いです。
加齢臭が出やすい場所は、脇の下、首周り、耳裏、背中、頭皮などといった特に上半身から臭うことが多いです。
厄介なことに、ノネナールは1年中分泌され、お風呂やシャワーだけでは落ちにくい物質でもあります。
ではそんな加齢臭の予防対策ですが、汗をかいたら、都度拭くことを心掛けたり、お風呂もシャワーで済ませるのではなく、湯船に浸かり、必要な汗をかくことが大切です。
なぜなら必要な汗をかかないことで、老廃物なども溜まり臭いの原因となるからです。
体を洗う時は、薬用ボディソープなどを使うこともお勧めです。
それ以外にもタバコを吸わないことや、抗酸化作用のある食べ物を摂取し、脂質の多い食事を控えたり、
ストレスをためないこと、腸内環境を整えることなどが大事になってきます。
臭いは自分では気づかないことも多々ありますので、普段から予防や、家族などに確認してもらうのも良いですね。
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