産後の骨盤矯正ダイエットのメリット
投稿日時:2019年03月26日
産後太りを解消するのには、産後骨盤矯正が良いという情報は聞いたことがあるかと思います。
しかし、何がどう良いか?詳しく知っているママはあまりいません。
産後骨盤矯正が及ぼすダイエットととの関係を解説していきます。
そもそも、産後になぜ太るの?
1.生理的作用
ママの体は出産を経験すると、赤ちゃんを守るために
皮下脂肪が付きやすくなります。
いわゆるふくよかな体形を指します。
これ自体はごく自然なことなので、産後すぐにモデルさんの様な体形にならなくても
プレッシャーに感じなくて大丈夫です。
2.代謝の低下
産後間もない頃、授乳中などは
赤ちゃんにすべての気持ちが行っているので
自分の事に意識が行かなくなりがちに。
しかし、明らかに自分の代謝が落ちている事に
あとで気づいていきます。
産前や、産後で体は違いますし、ママの体も消耗していきます。
そんな中、基礎代謝などが下がりやすくなります。
3.骨盤の歪み
妊娠中に赤ちゃんが約10か月。
その後、産道を通り赤ちゃんのために恥骨などが広がります。
そして骨盤が歪むのですが、本来人体には骨盤が自然に戻る力が備わっています。
しかし、ママの筋力不足や、骨盤に以前からある歪みなどのせいで正確に戻らなかったりします。
広がってしまうと表面積は大きくなるので太ったように見えるということです。
産後骨盤矯正はなぜダイエットに良いのか?
1.基礎代謝を上げるため
産後骨盤矯正を行うと、骨盤が揃います。
骨盤が揃うと、血が巡りやすくなります。
血の巡りが良くなると、周辺の筋肉に血がいきわたりやすくなります。
筋肉は多くの熱を産生している為、筋肉に血がいきわたると基礎代謝があがります。
2.動きやすい体を作るため
患者様から
「産後骨盤矯正を行う前に、ジムに行ったが痩せなかった。
しかし、産後骨盤矯正を行ってからもう一度同じメニューで通いだしたらみるみる痩せていった。」
などの感想を多数いただいております。
我々も実際産後骨盤矯正を行っていて、目の当たりにすることなのですが
歪んだ骨盤のまま、運動を行ってもすこし努力が実りにくい体なのです。
正しい骨盤で運動を行っていただくと努力が実りやすくなります。
簡単に式化すると・・・。
歪んだ骨盤 10(運動量)×0.3(努力の実りやすさ)=3(結果)
正しい骨盤 10(運動量)×1 (努力の実りやすさ)=10(結果)
(数字はあくまで例です。)
というイメージです。
3.骨盤をもとの型に戻すため
先述しましたが、よっぽど筋肉量の少ないママでなければ
ある程度骨盤は勝手に自分で戻ります。
出産した1秒後の瞬間から2か月後、全く骨盤が同じくらいに開いている、歪んでいるママはいないでしょう。
しかし、自分の力ではどうしてもたどり着けなかった領域に行くには
産後骨盤矯正を行うなり、ベルトや筋力強化をしないといけません。
こちらも簡略に数値にすると
0(産前)→7(産後)→3(自分で戻る力)
産前に比べ若干歪みが残っている状態だという事です。
個人差ありますので最初の0がママによっては3や5からスタートする人もいるでしょう。
以上の理由をもってして、産後骨盤矯正を行う事は
産後のダイエットに非常に影響し、痩せやすい体をつくる原因になります。
産後骨盤矯正を行う注意点
1.正しい知識で行う
体操やベルト、様々なセルフメンテナスの方法がありますが
間違った方法で行うと余計に歪みを助長したり、腰痛の原因になったりします。
※ 参考までにですが、当院の患者様で1人目の出産の際、自己流でベルトをしたところ
恥骨と腰の痛みが増悪し、その後2人目を出産するまでに何回か腰が立てなくなった方がいらっしゃいました。
2人目ご出産以降、当院でケアをしてそれはなくなりました。
2.ガリガリにはならない
痩せると聞いてどこまでが本人にとっての痩せるの認識かによります。
2~3kg程度であれば、ほっとおいても痩せたというママはたくさんいらっしゃいます。
また食事療法や、運動療法、エクササイズを組み合わせるとそれ以上の体重減少は期待できます。
実際、産後骨盤矯正と組み合わせて、産後に見事なくびれを作ったママさんもいます。
しかし、産後骨盤矯正を行えばガリガリになるという訳ではありません。
また、授乳中やママの体の状態から
当院は産後のママが痩せすぎた状態になるのを推奨しておりません。
あくまで健康的な痩せ方を推奨しております。
以上、産後骨盤矯正が産後ダイエットに良いというママたちの話を
まとめさせて頂きました。
もし情報に困っているママ友がいたらぜひこの記事を教えてあげてください。
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