むくみについて
投稿日時:2021年07月27日
朝起きたときに顔が腫れていたり、夕方になると足がパンパンといった経験をされた方も多いのではないでしょうか?
まず初めに、人体の約60%が水分で出来ていますが、その水分の3分の2は細胞内液、残りは細胞外液です。
細胞外液は、血漿と間質液によって構成されています。これらの水分が、細胞に栄養を送り、また老廃物を除去する役割を果たしています。
また体内の水分を保ったりもしています。しかし、このバランスが崩れ、細胞と細胞の間に水が溜まってしまうことがあります。
これが「むくみ」です。(専門用語では「浮腫」といいます。)
むくみの原因はいくつかございます。
・血流の低下
足の筋肉を動かさないことで、足の血流が低下してしまうためです。
また足がむくみやすい理由としましては、心臓から離れているからです。
ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、血液とともに水を全身に巡らせているのですが、この筋肉を使わずにいると重力の影響で水分が下半身にたまってしまうからです。特に筋肉量が少ない女性に多いです。
・塩分の摂りすぎ
塩分を摂取しすぎると、体の塩分濃度を薄めようと水分を多く溜め込んでしまうためです。
また水分の摂り過ぎた時にも体内の水分量が増えるのでむくみやすくなります。
他にも、ストレスや運動不足などもむくみの原因になります。さらに女性の場合は、月経周期のホルモンの関係でむくむこともあります。
上記のようなむくみの場合、一過性のことも多く日常生活を見直すことで解決出来ますが、
しかし、日に日にむくみがひどくなっていると感じた時は、腎臓や心臓などの内臓疾患や下肢静脈瘤などが原因かもしれませんので、その際は病院に受診するようにしましょう。
むくみ自体は運動したり、塩分やお酒の摂取量に気を付け、体を冷やさない等の予防をするだけでもケアできますので、普段の生活から意識することも大事です。
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