産後の腰痛の原因と対応法
投稿日時:2018年11月20日
産後から腰痛を感じる、もしくは以前の腰痛が増悪したママさんは非常に多く、
家事、育児がままならない場合があります。
産後の腰痛の原因と解消法をご紹介します。
産後の腰痛の原因
1.抱っこによる負荷
出産するまで普段から何かを抱き続ける、持ち続けるという方は少ないと思います。
しかし、赤ちゃんが生まれる事によって頻繁に抱っこを行うことになります。
我々がよく言うのですが、我が子だからこそ5kg、8kg、10kgと持てますが
同じ重さの米袋をもって生活しろと言わればなかなかきついものがあります。
その蓄積や瞬間的なダメージにより腰痛を引き起こしやすくなります。
2.骨盤の歪みによる負荷
上記の理由と複合する場合があるのですが、
産後に骨盤が歪むという事が良く聞きます。
建物でも基礎が傾いていると、上の建物が不安定になる様に
人体も同じで骨盤が歪んでいるとその上に存在する腰にも悪影響を及ぼします。
歪んだ骨盤の状態で、1.の様にお子様を頻回に抱っこしているとどうなるでしょうか?
ただでさえダメージを伴う抱っこの負荷をさらに高負荷にします。
従って骨盤が歪んでいると産後の腰痛に非常になりやすいのです。
産後の腰痛のパターン
1.腰痛
シンプルですが一般的な腰痛です。
動かすと痛い、立ってるだけで痛いという状態です。
2.ぎっくり腰
ここまで来ると生活が大変になります。
ましてやお子様が小さいのにママが動けないとなると家事だけでなく、育児にも支障が出てきます。
理想はなる前に施術を受ける事ですが、なってしまって場合でも早急に施術を受けましょう。
3.股関節痛、恥骨痛
一見関係ないように思いますが、我々が多くの患者様をみていく中で
産後のママさんは非常に股関節、恥骨の痛みを訴える方が少なくありません。
腰痛との関連なのですが、実は腰の施術をしていく中で股関節や、恥骨の痛みが消失するママさんが非常に多いのです。
詳細は割愛しますが、腰痛と股関節痛、恥骨痛は関連していることが多いと思います。
産後の腰痛の解消法
1.腰痛ベルトなどの着用
自身にあったタイプを着用しましょう。
ただし、長期間、長時間の着用は筋肉を衰えさせる可能性があるので
根本的な解決をお勧めします。
2.整形外科の受付
あまりに状態がひどい場合、長い場合
なんらかの内科的疾患や骨の疾患も考えられますので
該当する場合は早期の受付をお勧めします。
3.施術院での手技療法の受付
整体などの手技療法で腰痛を解消しましょう。
4.産後骨盤矯正を受付
3.の内容と少しかぶるのですが、産後骨盤矯正もお勧めです。
ママの腰痛は早期に対処すべき
なぜならば育児にも影響が出るからです。
実際過去にあった例ですが・・・。
「腰痛をずっと我慢しているママさんがとうとう立てないくらいの痛みになり、育児も家事もできなくなり、実家から自分のお母さんを呼ばなければ生活が成り立たなくなった。」
という事がありました。
そうならない様に早めのケアをお勧めします!
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